カナダの総合エネルギー企業サンコア・エナジー(NYSE:SU)は2021年について、消費者の需要や商品相場がCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)のパンデミック(世界的流行)を背景とした落ち込みから回復するとみており、設備投資を増やし増産する見通しだ。

 設備投資計画は、2020年の36億〜40億カナダドル(約2,900〜3,215億円)に対し、21年は38億〜45億カナダドル(生産向けに29億〜34億カナダドル、販売向けに7億〜8億カナダドル)を見込んでいる。また、平均生産量は日量74万〜78万石油換算バレルと20年の目標中央値を約1割上回る水準としている。

 さらに、21年中に5億〜10億カナダドルの債務返済と、5億カナダドルの自社株買いも計画している。

-0-