ノバルティス(NYSE:NVS)は9日、同社の乳がん治療薬「Kisqali」(一般名:リボシクリブ、ribociclib)についての全生存期間(OS)中央値に関する最新情報を明らかにした。サンアントニオ乳がんシンポジウムでデータを示した。

 このデータは、ホルモン受容体(HR)陽性HER2陰性進行性乳がんの患者を対象に、初回治療として内分泌療法とKisqaliの併用と、内分泌療法単独と比較評価する第3相臨床試験から得られたもの。

 HR陽性HER2陰性の閉経前または閉経期にある患者のOS中央値は、Kisqaliと併用した場合は58.7カ月で、内分泌療法単独の場合は48カ月だった。この結果、併用により死亡に至るリスクは24%軽減した。

 アロマターゼ阻害薬とKisqaliの併用も、アロマターゼ阻害薬とプラセボ(偽薬)の併用との対照試験において、同様にOS中央値の延長を示している。OS中央値は、プラセボ群の47.7カ月に対し、Kisqali群は58.7カ月だった。

 Kisqaliの併用により、追加化学療法が必要となるまでの期間も伸ばすことができた。内分泌療法単独では36.8カ月で化学療法の追加を要したが、併用した場合はこの期間が50.9カ月だった。
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