国際決済プラットフォームを提供するアディエン(Adyen)は10日、マイクロソフト(NASDAQ:MSFT)との提携を拡大した。マイクロソフトはアディエンのネットワーク・トークン・オプティマイゼーションを導入し、世界中ですべてのマイクロソフトの製品とサービスの決済処理を行う。

 アディエンとマイクロソフトは2015年7月から提携して先進的な決済技術を開発してきた。ネットワーク・トークン・オプティマイゼーションでは、さまざまな決済手段による支払いをトークン化する。このトークンの利用を自動的に最適化することで、支払い認証率を高めることができる。アディエンによると、認証率が高まることで、さらに大幅な売り上げを実現できる。

 マイクロソフトは、ネットワーク・トークン・オプティマイゼーションの他にも、いくつものアディエンの製品を利用している。例えば、リアルタイム・アカウント・アップデーターでは、カードを常に最新のチャージされた状態にすることで、確実に円滑な支払いを可能にしている。マイクロソフトが事業を展開する多くの国々で、さまざまな現地の決済手段についてもアディエンがサポートしている。
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