細胞治療製品の開発を手掛けるカラドリアス・バイオサイエンス(NASDAQ:CLBS)は14日、開発中の製品について2020年末の最新情報を発表した。その中で、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)による重度の慢性肺疾患の治療に向けて開発していた「CLBS119」の臨床試験の実施を見送ることを明らかにした。

 COVID-19の感染拡大が始まった当初に入手できた疾患に関する情報や利用できた治療法、予想された治療を要する患者層に基づき、カラドリアスはCLBS119の開発計画を策定した。

 幸いにして、2020年を通じてCOVID-19の急性期治療法が大幅に改善したことで、呼吸器管理を要する症例が減少した。さらに、先ごろ有効なワクチンが承認され、近いうちにさらに有効なワクチンの承認が予定され、慢性的な肺の衰弱を伴うCOVID-19の患者に対する診断が大幅に変わり、長期の低酸素血症を生じる患者が不足した。

 CLBS119の試験的臨床試験は、呼吸器管理を受けている慢性低酸素血症のCOVID-19患者を対象に設計計画したものだったため、約2カ月間にわたり参加者を募ったが、この臨床試験には誰も登録されなかったという。

 この結果、「CLBS119についての現在の試験的研究は実施を見送ることにした」と発表した。
-0-