モルガン・スタンレーは、2021年には企業のオフィス勤務が復活して、社内ネットワークの更新が活発化すると予想して、米国の通信機器やネットワーク機器のメーカー各社に対する投資判断を引き上げている。この業種に対する投資判断については、「コーシャス」から「インライン」に格上げした。

 高速通信規格5Gのネットワーク構築や、構内ネットワークに対する投資の回復、大規模顧客による光学機器やネットワーク機器の更新など、多くの設備投資サイクルを通じて、需給バランスが正常化するはずだと言う。

 光通信やレーザー製品を手掛けるルメンタム・ホールディングス(NASDAQ:LITE)に対する投資判断を、「イコールウエイト」から「オーバーウエイト」に格上げし、目標株価を92ドルから105ドルに引き上げた。この他に、シスコシステムズ(NASDAQ:CSCO)やアリスタ・ネットワークス(NYSE:ANET)、F5ネットワークス(NASDAQ:FFIV)、コムスコープ・ホールディング(NASDAQ:COMM)についても、投資判断を「オーバーウエイト」としている。

 5G投資がルメンタムとコムスコープには追い風になり、シスコやアリスタ、F5についてはソフトウエア事業が伸びる可能性があると言う。

 一方、通信機器のアバイア・ホールディングス(NYSE:AVYA)と光電子部品のツーシックス(NASDAQ:IIVI)については、「オーバーウエイト」から「イコールウエイト」に格下げした。

 また、ネットワーク機器のジュニパーネットワークス(NYSE:JNPR)と音響機器のプラントロニクス(NYSE:PLT)については、「セキュラーオーバーハングス」と慎重な判断を変えていない。

 認証技術のゼブラ・テクノロジーズ(NASDAQ:ZBRA)や液晶基盤のコーニング(NYSE:GLW)、GPS機器のトリンブル(NASDAQ:TRMB)については、バリュエーションが割高だとしている。
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