クローガー(NYSE:KR)のヘルスケア事業部門、クローガー・ヘルスは22日、全米2,200カ所の薬局と220カ所の診療所でCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)ワクチンを提供すると発表した。連邦政府や州保健衛生当局と連携して、米国内にCOVID-19ワクチンを展開する計画に従いワクチン接種を行う。
クローガー・ヘルスはこの数カ月間、ワクチンの承認に備えて保健福祉省や国防総省、医薬品会社などと緊密に連携してきたという。まず今週から、アラスカ州と協力して州都ジュノーとアンカレジの医療従事者に対して、ファイザーとビオンテックが開発したワクチンの接種を開始する。
同社は、ワクチン接種を進めるため、薬剤師など1,000人程度の医療従事者の採用を行い、従業員の訓練にも取り組んでいるという。
同社のチーフメディカルオフィサーを務めるマーク・ワトキンス博士は「このパンデミック(世界的大流行)を通じてわれわれが最優先としてきたのは、従業員と患者を守り、安全な環境を提供すると同時に、社会が新鮮で十分な食品や必需品、医療を手にするように、開かれた店舗や電子商取引サービス、効率的に管理されたサプライチェーンを提供するという社会的責務を果たすことだ」と述べている。
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