薬局チェーン大手のウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(NASDAQ:WBA)は6日、同社店舗に併設する診療施設ビレッジMDに対する投資を加速する方針を明らかにした。

 今後4年間で「ビレッジ・メディカル」と呼ばれる薬局と初期診療所を併設した施設を600〜700カ所開設し、その後さらに数百カ所建設する。

 ウォルグリーンとビレッジMDは、2020年7月に締結した合意条件を見直し、投資を迅速化して診療施設を展開するペースや規模を広げる。

 ウォルグリーンは昨年7月、3年間にわたりビレッジMDの株式と負債に対して10億ドルを投資するとして、まず株式に2億5,000万ドルを投資した。現在、残る7億5,000万ドルについても投資を完了しているという。

 ウォルグリーンはこの日、医薬品卸売部門をアメリソースバーゲンに約65億ドルで売却することで合意したと発表し、株価が前日比1.87ドル(4.54%)高の43.03ドルとなった。ビレッジMDへの投資加速を受け、その後の時間外取引でさらに0.27ドル上がり43.30ドルをつけている。
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