新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチンを開発したモデルナ(NASDAQ:MRNA)は、メッセンジャーRNA(mRNA)を利用したワクチンの開発対象を、季節性インフルエンザウイルスとヒト免疫不全ウイルス(HIV)、ニパウイルスに拡大している。また、呼吸器合胞体ウイルスに対するワクチン開発プログラムの対象を高齢成人にまで広げている。
季節性インフルエンザについては、A型、B型、C型、D型の4種のウイルスを対象とする。第1相試験を今年開始する予定だという。
HIVについては、mRNA-1644やmRNA-1574などの人間に対する有効性を評価する第1相試験を今年開始する。
ニパウイルス向けのワクチンmRNA-1215は、モデルナと米国立衛生研究所(NIH)のワクチン研究センターが共同開発したもの。
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