米ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は13日、ノルウェーの石油・ガス事業会社、エクイノール(NYSE:EQNR)が運営する2カ所の洋上風力発電施設を再生可能エネルギーの調達先として選んだことを発表した。

 同州との契約に基づき、エクイノールと戦略的提携先の英同業BP(NYSE:BP)は、洋上風力発電施設「エンパイアウインド2」から1,260メガワット、「ビーコンウインド1」から1,230メガワットを供給する。すでにエンパイアウインド2からニューヨーク州に供給している816メガワットに加え、合計3.3ギガワットの再生可能エネルギーを供給することになる。米国では最大規模の再生可能エネルギー調達契約となる。

 エクイノールとBPは昨年9月、米国における洋上風力発電で戦略的提携を結び、BPはエクイノールが運営するエンパイアウインドとビーコンウインドについて対等の提携先となっている。

 契約内容は、ニューヨーク州エネルギー研究開発局(NYSERDA)との交渉を条件としているが、NYSEERAからの発注の一環として、両社はサウスブルックリン・マリンターミナル(SBMT)とオールバニ港を、大型洋上風力発電事業施設に転換することについてニューヨーク州と協力する。ニューヨーク州を米国の洋上風力発電産業の拠点とする狙いがある。
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