遺伝子診断を手掛けるインビティ(NYSE:NVTA)が、大手製薬各社との間で新たなプロジェクトを立ち上げた。協力参加するのは、ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(NYSE:BMY)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(NYSE:JNJ)傘下のヤンセン・ファーマ、ノバルティス(NYSE:NVS)、ロシュ・グループのジェネンテックで、急性骨髄性白血病の患者の微小残存病変(MRD)を検出する標準パネルを開発して、多くの薬剤開発における臨床試験に役立てる。

 MRDを評価することで、治療効果に対する価値ある情報が得られることが示されており、個々の患者にとって最適な治療計画を立てる手段としてMRDの検出方法を確立したい、とインビティの腫瘍部門責任者のジェイソン・マイヤーズ氏は語った。新たな治療法を開発するため、臨床試験におけるMRDのデータ収集を標準化して正確に評価できるパネルを開発し、臨床試験の迅速化を図る狙いがあるとしている。

 分子バイオマーカーに基づいた治療を行った後、従来の方法では検出できない残存するがん細胞を検出する方法を開発する。MRDの検出は、近年一般的に用いられるようになってきた次世代型シークエンシング(遺伝子配列解析)などの極めて特殊な技術を必要とする。特に急性骨髄性白血病などの血液のがんでは、治療後のMRDの有無で患者の生存率を予測できることが研究で示されている。
-0-