オランダ経済省は14日、北海にあるオランダの空になったガス田に二酸化炭素(CO2)ガスを貯蔵するプロジェクトについて、英蘭石油大手ロイヤル・ダッチ・シェル(NYSE:RDS.A)、米エクソン・モービル(NYSE:XOM)、産業ガス大手エア・リキード、特殊ガス大手エアープロダクツ・アンド・ケミカルズ(NYSE:APD)の企業連合から総額21億ユーロ(約2,650億円)の助成を要請されたことを明らかにした。

 このプロジェクトは、ロッテルダム港付近の工場や製油所が排出するCO2を吸収し、この欧州最大の港湾の温暖化ガス排出量を大幅に削減するもの。

 同港と4社は、 2024年までにプロジェクトを稼働させることを目指しており、来年初めには最終的な投資判断を予定している。
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