ブラジルの国家衛生監督庁(ANVISA)は17日、英製薬アストラゼネカ(NASDAQ:AZN)および中国のシノバック・バイオテック(科興控股生物技術)(NASDAQ:SVA)が開発した2種類の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンの緊急使用を承認した。

 ブラジル政府は今週から医療従事者を優先してワクチン接種を開始する。米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、17日現在、ブラジルはCOVID-19による死者が20万9,847人で米国(39万7,401人)に次ぎ世界で2番目に多く、新規感染者数も84万8,000人あまりで、米国(約239万人)とインド(約105万6,000人)に続き3番目に多い。

 ANVISAは16日、ロシア製のワクチン「スプートニク5」について、分析を開始する最低の要件を満たしていないとして、緊急使用許可の申請を却下した。

 シノバック製のワクチンについては、数日以内に600万回分を配布する用意があるが、アストラゼネカとオックスフォード大学が共同開発したワクチンについては、リオデジャネイロの工場で完成させる上で必要な内容物の出荷が遅れたことなどから、200万回分の配布を見合わせている。
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