オーストリアのリチウム事業会社オロコブルがリチウムの増産に向けた調査採掘を進めると発表したことを受け、27日の米株式市場ではリチウム関連銘柄が軒並み下落した。

 オロコブルは、アルゼンチンのオラロス鉱床で増産の可能性を探る採掘調査を1-3月期中に開始する。カウチャリ・オラロス・リチウム・プロジェクトで、年間2万5000〜5万トンを増産できるかを調査するとしている。

 リチウム市場は、電気自動車(EV)の普及が加速する中で注目を集め、堅調な見通しだが、アナリストらは年末から2022年にかけて大幅な供給増加がみられると予想している。

 27日の取引では、オロコブルと同様にアルゼンチンでの開発に参加しているカナダのリチウム・アメリカズ(NYSE:LAC)が前日比2.10ドル(9.38%)安の20.28ドルとなった他、リチウム化合物を製造・販売する米アルベマール(NYSE:ALB)が同6.53ドル(3.72%)安の168.85ドルに沈んだ。また、リチウム電池メーカーの米ライベント(NYSE:LTHM)も0.31ドル(1.51%)安の20.18ドルとなった。
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