米バイオ医薬品企業リガンド・ファーマシューティカルズ(NASDAQ:LGND)と提携する同業トラヴェーレ・セラピューティクス(NASDAQ:TVTX)は2日、巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)に対するスパルセンタン(sparsentan)の有効性を検証中の第3相臨床試験において、36週間の治療後に事前に指定したFSGSたんぱく尿部分寛解目標(FPRE)を達成したことを明らかにした。

 FSGSは、腎臓の糸球体の一部に硬化性の病変がみられる病気で、進行性の腎機能低下を示す病後の経過の良くない疾患で、一般に重度のタンパク尿などを呈する。

 スパルセンタンはアンジオテンシン1受容体およびエンドセリン受容体の拮抗薬。 暫定結果では、スパルセンタンの忍容性が全般に良好で、イルベサルタン(irbesartan)と同等の安全性が示された。イルベサルタンはアンジオテンシン2受容体拮抗薬。

 トラヴェーレはFSGSに対するスパルセンタンの迅速承認に向けて申請を進める意向で、今年上半期中に規制当局との協議を続ける予定でいる。

 スパルセンタンについてのトラヴェーレとのライセンス契約に基づき、リガンドは新薬承認申請を行った場合、590万ドルの目標達成成果を受け取る権利がある。

 この第3相臨床試験の主要評価項目は、108週間の治療における推定糸球体ろ過率(GFR)の変化率とされている。評価項目の確認は2023年上半期を予定している。
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