調査会社IHSマークイットは3日、車載向け半導体の世界的な不足が今年1-3月期に67万2000台分の乗用車の生産に影響する可能性があるとする新たなデータを示した。

 IHSのアナリストは、半導体製造を委託する需要の増加に対し、受託生産(OEM)企業の供給が限定的なためにこの行き詰まりが生じており、需給が歩み寄るまで解決しないと指摘し、この影響は7-9月期まで残る可能性があるとしている。

 世界の自動車メーカー各社は、半導体不足を理由として軒並み生産目標を削減している。

 また、各国政府は台湾当局を通じ、半導体受託生産(ファウンドリー)最大手の台湾積体電路製造(TSMC)に増産を求め働きかけ、TSMCは同国経済相との協議で、生産能力がさらに拡大できるならば、車載向け半導体の生産を優先する意向を示した。

 車載向け半導体生産上位企業としては、テキサス・インスツルメンツ(NASDAQ:TXN)、NXPセミコンダクターズ(NASDAQ:NXPI)、オン・セミコンダクター(NASDAQ:ON)、STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM)、ドイツのインフィニオンが挙げられる。
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