原油や精製品の輸送・貯蔵などを手がけるニュースター・エナジー(NYSE:NS)のブラッド・バロン最高経営責任者(CEO)は4日、10-12月期(第4四半期)の決算電話説明会で、精製品の取扱量は新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)以前の水準をほぼ100%回復したが、原油需要の回復は遅れていると語った。

 テキサス州コーパスクリスティの拠点での原油の取扱量は、2019年12月の日量61万3000バレルから20年4-6月期には同30万6000バレルに半減し契約最低限の量を付けたが、今年1月時点で同36万9000バレルまで戻り、その後も増加し続けているという。

 今年最も伸びる事業分野はコーパスクリスティでの取扱量と輸出量で、1月に見られた勢いから「慎重ながらも楽観」しているとバロン氏は語った。

 ニュースターの10-12月期における売上高(調整済み)は予想を上回ったが、GAAP(一般会計原則)ベースで1株当たり0.19ドルの損失を計上した。
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