米製薬大手メルク(NYSE:MRK)とバイオ医薬のリッジバック・バイオセラピューティクスが共同開発中の抗ウイルス薬「モルヌピラビル(molnupiravir)」(開発コード:EIDD-2801)は、人間の肺細胞を含む生体内モデルに基づくと、新型コロナウイルスの感染防止と治療に効果がある。こうした研究成果をノースカロライナ大学の研究者が英科学誌ネイチャーに発表した。

 モルヌピラビルは、原因ウイルスであるSARS-CoV-2の複製を止め、ヒト細胞への感染を防ぐことが分かったとしている。

 この研究発表を執筆したビクター・ガルシア博士によると、EIDD-2801はわずか2日間の治療でウイルス複製に著しい効果を示し、ウイルスに曝露してから24時間で治療を開始した場合、肺細胞内の感染粒子の数が2万5000倍以上も劇的に減少した。

 この新型コロナウイルス感染症治療薬候補は現在、第2相と第3相の臨床試験を行っている。
-0-