米電気自動車(EV)メーカーのフィスカー(NYSE:FSR)についてCFRAリサーチは、EV市場に新規参入する数多くのメーカーの中でも突出した存在となると考え、同社に対する投資判断を「バイ」としている。向こう12カ月の目標株価は25ドルに設定した。
フィスカーを高く評価する理由としてCFRAは、同社経営陣の経験と信頼性、強固なバランスシート、自動車部品大手マグナ・インターナショナル(NYSE:MGA)との製造提携、同社車種の仕様や価格帯など全体的な魅力を指摘している。
今後数年間で数多くのEV車の発売が予想され、米EV市場が飽和状態になる懸念があるものの、税制優遇で販売見通しは明るく、フィスカーは収益性を達成できるとCFRAは予想している。
フィスカーの23日終値は、前日比1.83ドル(10.10%)安の16.29ドルだった。同社は25日に2020年12月期決算の発表を予定している。
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