クルーズ船運航最大手のカーニバル(NYSE:CCL)は、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)により大幅に落ち込んだ業績が元通りに回復するには、少なくともあと2年かかる可能性がある。同社のアーノルド・ドナルド最高経営責任者(CEO)がフィナンシャルタイムズ紙の取材で明らかにした。

 カーニバルはコロナ禍の間に保有する107隻の船舶のうち19隻を引退させたが、2021年末までには全船舶を再就航させることができる見通しだという。ただ、売上高がパンデミック以前の水準に戻るには、さらに時間がかかるだろうとドナルド氏はみている。

 同社は現在、欧州とアジアの一部の航路で運航を行っているが、ロックダウン(都市閉鎖)の影響で寄港先に立ち寄ることが難しく、多くの航路ではどこにも寄港せずにただ洋上を航海するにとどめている。

 (今後も)目的地がそれぞれの規制を設けると思われるため、収益見通しに対する変動要因が多すぎるとドナルド氏は指摘している。
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