バイオ医薬品会社フォートレス・バイオテック(NASDAQ:FBIO)の子会社であるジャーニー・メディカルは1日、イーライリリー・アンド・カンパニー(NYSE:LLY)の完全子会社デルミラから、多汗症治療薬キュブレクサ(Qbrexza)(一般名:グリコピロニウム)を取得することで合意した。
今年4-6月期の早い時期での取引完了を予定している。
キュブレクサは、9歳以上の小児および成人を対象とした腋下多汗症(脇の下に大量発汗)治療薬として、自分で局所投与できる米食品医薬品局(FDA)が承認した唯一の製品で、国際多汗症学会(IHHS)が腋下多汗症の第1選択治療薬としている。2020年には米国内で2400万ドルの売り上げがあった。米国の腋下多汗症患者は、1000万人程度とされている。
デルミラは、20年1月に11億ドルでイーライリリーに買収された。
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