医療機器大手のメドトロニック(NYSE:MDT)は12日、人工知能(AI)を利用したコンピューター支援型の結腸直腸ポリープ検知システム「GI Genius」について米食品医薬品局(FDA)の新規医療機器市販審査を通過したことを明らかにした。

 このシステムは、高度なAIを利用して前がん病変をリアルタイムで検知できる。多くの画像結腸鏡との互換性があり、結腸鏡単体と比べ検知率を14%高めることができている。

 GI Geniusは、コスモ・ファーマシューティカルズが開発・製造し、メドトロニックが世界での独占販売権を持っている。コスモは、メドトロニックとの提携を通じて、AI結腸鏡の分野だけでも少なくとも11億ドル相当の市場が開拓できると期待している。
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