英オックスフォード大学は、異なる新型コロナウイルスのワクチンを組み合わせて接種した場合の効果について評価する臨床試験(治験)に、モデルナ(NASDAQ:MRNA)製とノババックス(NASDAQ:NVAX)製のワクチンを追加した。
オックスフォード大学は、今年2月から開始したこの治験で、まずアストラゼネカ(NASDAQ:AZN)製とファイザー(NYSE:PFE)/ビオンテック(NASDAQ:BNTX)製のワクチンの組み合わせについて効果を調べた。
8〜12週間の間隔で異なるワクチンを接種するこの治験には、すでに800人が参加登録されており、最終的に1050人の登録を目指している。治験の暫定結果は来月得られる予定だが、治験は1年間続けられる。
アストラゼネカとオックスフォード大学が開発したワクチンは、ファイザー/ビオンテック製と同様にメッセンジャーRNA(mRNA)を利用している。モデルナ製もmRNAワクチン。一方、ノババックス製はたんぱく質ベースのワクチンだが、英国内で行われた大規模な治験で有望な効果が得られている。
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