ドーナツチェーン大手のクリスピー・クリームが、5年ぶりに上場企業として復活しようとしている。

 クリスピー・クリームは5月4日、米証券取引委員会(SEC)に普通株の新規株式公開(IPO)に関する登録届出書の下書きを内密に提出した。発行株数や公募価格の仮条件などは未定。SECの審査完了後に、市況などの条件をみてIPOを行う。

 クリスピー・クリームを保有する欧州投資ファンドのJABホールディングは、このIPOで40億ドル程度の企業価値が得られること目指していると伝えられている。JABは2016年7月にクリスピー・クリームを13億5000万ドルで買収し、非公開化した。

 JABは、キューリグ・ドクター・ペッパーやパネラブレッド、カリブ・コーヒー、エスプレッソハウスなどの飲料、コーヒーチェーンの他、化粧品のコティや服飾品のバリーなども保有している。

 米株式市場では、日本の回転寿司チェーンくら寿司の米子会社クラ・スシUSA(NASDAQ:KRUS)が19年8月に上場して以降、飲食業のIPOは行われていない。

 現在、トライブスルー型コーヒーチェーン大手のダッチ・ブロス・コーヒー(Dutch Bros. Coffee)と、メキシコ料理チェーンのトーチーズ・タコス(Torchy’s Tacos)もIPOを検討中だという。

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