エクソンモービル(NYSE:XOM)は12日、南米ガイアナでの深海油田プロジェクトの原油生産見通しを、従来の日量75万バレルから同80万バレルに上方修正した。

 ガイアナのスタブローク(Stabroek)油田開発において4番目となるイエローテール(Yellowtail)プロジェクトについて同社は、一連のプロジェクトとしては最大の日量25万バレルの産油量が見込まれるとしている。

 スタブロークプロジェクトは、エクソンが運営し、その権益の45%を保有している。残る30%を独立系石油ガス生産会社ヘス(NYSE:HES)が、25%は中国海洋石油(CNOOC)の子会社であるカナダのネクセン(Nexen)が保有している。

 エクソンがガイアナ環境庁に提出した環境許可申請によると、この油田は最短20年間の産油埋蔵量が見込まれており、2025年末に生産開始を予定している。
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