カナダの鉱山会社ターコイズ・ヒル・リソーシズ(NYSE:TRQ)が12日発表した2021年1-3月期(第1四半期)決算は、1株利益(EPS)が1.18ドルで市場予想の0.55ドルを大きく上回った。売上高は5億2650万ドルで、前年同期比302.8%もの伸びとなった。ただ、21年12月期通期の金および銅の生産見通しを下方修正したことが嫌気され、13日の終値は前日比3.72ドル(18.08%)安の16.85ドルとなった。

 ターコイズは、銅の通期生産見通しを従来の16〜18万トンから15〜18万トンに、金については50〜55万オンスから40〜48万オンスにそれぞれ引き下げた。

 これは鉱山設計の修正と、同社の主力プロジェクトであるモンゴル南部のオユトルゴイ(Oyu Tolgoi)での鉱山開発が、新型コロナウイルス感染症の感染の急拡大により先行きが不透明になったことを反映している。モンゴルでの新型コロナ感染の急拡大に対応して予防措置を講じたため、採掘および開発作業への影響が続くと同社は予想している。

 オユトルゴイ鉱山の第1四半期における銅生産量は4万5449トン(前年同期比29%増)で、金生産量は14万5656オンス(同461%増)だった。

 ターコイズ・ヒルの株式の51%は、鉱業大手リオ・ティント(NYSE:RIO)が保有しており、その結果としてオユトルゴイの権益の66%を保有している。
-0-