モデルナ(NASDAQ:MRNA)は、新型コロナウイルスの感染が爆発的に拡大しているインドで来年、1回接種型のワクチンの提供を予定している。インドの通信社PTIが25日、報じた。

 モデルナはインドの製薬最大手シプラなど数社と交渉中で、2022年の販売を目指している。一方、インド政府に対しては、今年インドに配分できる余剰ワクチンはないと伝えている。

 シプラはすでに、来年モデルナから5000万回分を調達する意向を示しており、インド政府に規制要件などの確認を求めている。インド保健省も、モデルナ製ワクチンの調達に必要な支援に関するシプラの要請に対し、早期の判断を政府に要請している。

 インド政府は先週、国内外でのワクチンの確保について閣僚レベルの会合を2回開催した。同国内では、新型コロナウイルス感染の第2波が空前の広がりを見せており、ワクチンの需給ギャップが拡大する中、ワクチンの調達が急務となっている。

 人口10億人を超えるインドでは現在、国内製のワクチン「コビシールド(Covishield)」と「コバクシン(Covaxin)」を用い、1月半ば以降2億回の接種を行っている。ロシア製ワクチン「スプートニクV」も政府が承認したが、いまのところ小規模の利用にとどまっている。
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