オンライン決済大手ペイパル・ホールディングス(NASDAQ:PYPL)は今年3月末、ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)による決済サービスを開始した。このサービスでは、ビットコインの他に一般的な、イーサリアム、ライトコイン、ビットコインキャッシュを選び、購入代金を精算することができる。ただし、暗号資産はペイパルのデジタルウォレット内にとどまる必要があった。

 ペイパルのホセ・フェルナンデス・ダポンテ副社長は26日、コインデスク主催のイベントで、ペイパルの4億に近い顧客はまもなく、暗号資産をペイパルのウォレットから引き出して、他のデジタルウォレットに移すことができるようになることを明らかにした。

 同氏は「(暗号資産を)動かすことができれば、利便性がさらに高まることは分かっているので、ペイパルから暗号資産を出し入れできるようにする方法を探っている」と語った。
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