ノルウェーの石油・ガス事業会社、エクイノール(NYSE:EQNR)は、オーストラリアやメキシコ、ニカラグアからの撤退を予定する中、米ルイジアナ州オースチンチョークやカナダのニューファウンドランド島洋上のテラノバ油田プロジェクトを含む米州の石油・ガス資産の一部売却も目指していることを明らかにした。
これはエクイノールが内陸部のシェール石油・ガス開発事業から撤退する計画の一環で、今後は事業者当事者としてできなかったやり方で現地の知見と経済を活かして地元企業と協力していく、と同社の国際アップストリーム事業担当執行バイスプレジデント、アル・クック氏は述べている。
エクイノールの最新の企業戦略は、再生可能エネルギーや低炭素ソリューションへの投資配分を2020年の4%から30年までに50%以上にするなどのエネルギー転換の加速に焦点を当てている。
テラノバ油田プロジェクトについては先ごろ、カナダの総合エネルギー企業大手サンコア・エナジー(NYSE:SU)が15%の権益取得をニューファウンドランド・ラブラドール州政府に求めたが、同州はリスクが高すぎるとして申請を却下している。
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