米バイオ医薬品企業ターサス・ファーマシューティカルズ(NASDAQ:TARS)は、米国で最も一般的なダニ媒介感染症のライム病を予防する経口薬候補「TP-05」の第1相臨床試験で、治験参加者への最初の投与を開始した。

 ライム病に対して米食品医薬品局(FDA)が承認した予防薬はいまのところない。

 TP-05は、イソキサゾリン系化合物「ロチラネル(lotilaner)」の経口製剤。節足動物のγ-アミノ酪酸(GABA)作動性塩素イオンチャンネルに作用し、塩素イオンの神経細胞流入を阻害してダニやマダニを殺す特徴的な駆虫剤で、日本国内では動物医薬品として認可されている。

 今回の臨床試験では、健康な治験参加者を対象として、漸増投与の安全性や忍容性、薬力学を評価する。この結果を今後、TP-05をマラリア予防薬とする研究にもつなげるとしている。
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