ドイツのバイオ医薬品会社キュアバック(NASDAQ:CVAC)は16日、同社が開発した新型コロナウイルスに対するメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン候補「CVnCoV」について、第2b/3相臨床試験の2回目の中間解析の結果では47%の有効性しか得られなかったと発表した。これを受けて同社の株価は米ナスダック市場の時間外取引で、同日終値比43.29ドル(45.67%)安の51.50ドルと大きく下落した。

 4万人近くを対象とした国際臨床試験において、あらゆる重症度に対してのワクチンの有効性は47%で、あらかじめ設定した統計学上有意とされる分類に達しなかったとしている。

 ただし、安全性プロファイルは良好で、さらなる接種例を追加して最終解析を続けることで、全体としてワクチンの有効性が変わる可能性がある、と同社のフランツ・ベルナー・ハース最高経営責任者(CEO)は述べている。

 キュアバックはこのワクチンについて、6月はじめにも欧州医薬品庁(EMA)の承認を受ける予定でデータをまとめていたが、今回の結果を通知した。

 当初の解析では、変異株への有効性を示しており、変異株が多数生まれている状況にあって、次世代型ワクチンを開発する重要性が浮き彫りになっているとハース氏は述べた。
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