IBM(NYSE:IBM)は17日、組織の従業員の新型コロナ検査結果やワクチン接種状況についての認証システム「IBMデジタル・ヘルスパス」と、医療検査機関のネットワークを運用するCLXヘルスのプラットフォーム「トラストアシュア(TrustAssure)」を統合する計画を発表した。

 この統合により、システムの利用者は、新型コロナの検査結果を基に自分のスマートフォンに搭載するデジタルウォレット上に非感染証明を作成することができる。さらに、ワクチン接種証明をスキャンしてアップロードして簡単にデジタルウォレット上に収納することもでき、必要に応じて認証QRコードで証明書を提示することができる。

 トラストアシュアは、82カ国余りの1万5000以上の検査機関をカバーするネットワークで、IBMデジタル・ヘルスパスは暗号化技術、QRコード、ブロックチェーン技術を利用して、職場や公共のあらゆる場面で新型コロナ検査の陰性証明やワクチン接種証明を安全かつ円滑に提供する。
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