ファイザー(NYSE:PFE)のヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤「ゼルヤンツ(Xeljanz)」(一般名:トファシチニブ)が、新型コロナウイルス感染症に伴う肺炎による死亡や呼吸器不全の割合を低減させることを示すデータが発表された。

 医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに16日掲載された研究によると、ブラジルの15の医療機関で合計289人の入院患者を対象にゼルヤンツとプラセボ(偽薬)の効果を比較した。いずれかの薬剤を退院時まで最長14日間投与して、28日目時点で死亡または呼吸器不全を伴う割合は、ゼルヤンツ投与群が18.1%でプラセボ投与群は29%だった。28日目までの死亡例は、ゼルヤンツ投与群で2.8%、プラセボ投与群は5.5%だった。

 ゼルヤンツは、関節リウマチや潰瘍性大腸炎など炎症性疾患の治療薬として承認されている。
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