米コロンビア地区裁判所は28日、フェイスブック(NASDAQ:FB)に対する米連邦取引委員会(FTC)と48州の検事総長からの反トラスト法違反の訴えを却下した。

 FTCは昨年12月、フェイスブックは2012年のインスタグラムと14年のワッツアップの買収を通じて自社の独占を脅かす競合を排除する行動をとったと主張して、州検事局とともにフェイスブックを訴追した。

 これらの買収はFTCが認可したもので、各州の訴えも昨年12月まで出されておらず、同地区裁判所のジェームズ・E・ボースバーグ判事は「消滅時効の原則」(権利をあえて行使しなかった場合、その権利は放棄されたものとみなす法原則)により訴えは認められないとの判断を示した。

 また、フェイスブックの主張にすべて賛成はできないが、FTCの訴えは法的に不十分という点には同意し、訴えは棄却されるべきとした。フェイスブックがSNS市場に独占的な力を有していると申し立てる十分な事実が示されていないと述べている、

 こうした理由から、フェイスブックによる提訴棄却の申し立てを認めるとしたが、原告団に対しては30日以内に訴えをさらに明確なものに修正することを認めた。

 これを受けてフェイスブックの株価は急騰し、28日終値は前週末比14.27ドル(4.18%)高の355.64ドルとなった。日中高値は358.14ドルと過去最高値を更新し、時価総額が初めて1兆ドルを超えた。
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