ジョンソン・エンド・ジョンソン(NYSE:JNJ)の新型コロナウイルスワクチンを接種して得られる免疫反応は、いくつかの変異株に対してもしっかりした効果が認められる。ワクチン接種後の血液検体に基づく検査の結果として、米国立衛生研究所(NIH)が29日に発表した。
ウイルスに対する中和抗体は、従来株と比べるとブラジルで最初に検出されたガンマ株に対しては3倍、ベータ株(南アフリカ)に対しては4倍少なくなったが、変異株に対する免疫反応は従来株に対してと同等だとしている。この試験では、ベータ株(英国)についても検査しているが、インドで検出され感染力が極めて強いとされるデルタ株については調べていない。
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