インドの製薬会社バーラト・バイオテックは2日、新型コロナウイルスワクチン候補「コバクシン(Covaxin)」の第3相臨床試験における「有望な結果」を発表した。これを受け、このワクチンの開発および販売で提携する米オキュジェン(NASDAQ:OCGN)の株価は同日の時間外取引で上伸し、3日終値比1.01ドル(13.85%)高の8.30ドルとなった。

 コバクシンは大手各社が開発したコロナウイルスに特有のスパイクたんぱく質を標的とするワクチンとは違い、ウイルス全体を標的として不活性化するワクチンで、変異株に対する切り札となるとみられている。

 今回のプラセボ対照臨床試験でコバクシンは、軽度から重度の新型コロナウイルス感染症に対して77.8%の有効性を示し、中でも重度の疾患だけでみると有効性は93.4%だった。また、デルタ株(インド型)やベータ株(南アフリカ型)の変異株に対しての有効性も確認された。これまでの試験で、二重変異株に対する有効性も示しており、新たな変異株に対する重要な選択肢になると期待されている。

  オキュジェンはコバクシンについて、米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可申請(EUA)ではなく通常の生物製剤承認申請(BLA)を行う予定でいる。
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