ストレージやデータ管理ソフトウエアなどさまざまなITソリューションを手掛けるネットアップ(NASDAQ:NTAP)は、マイクロソフト(NASDAQ:MSFT)と提携して新たな仮想デスクトップサービスを提供する。マイクロソフトが14日、新たなクラウドサービス「ウインドウズ365クラウドPC」の提供を発表したことに合わせて明らかにした。

 ネットアップが新たに提供するサービスの中で「スポットPC」は、マイクロソフトのクラウドサービス「Azureバーチャル・デスクトップPC」にネットアップのデータ保護・監視技術を組み込んだものになる。企業向けに、同様のクラウドPC環境サービスよりも最大半額の費用で提供できるとしている。

 新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)をきっかけにリモート勤務が急速に一般的なものになる中、勤務形態を問わずに安全に会社の作業環境が利用できるようにするニーズに応える。ネットアップによると、業界グループの調査では、92%の企業が2024年までに半数以上の従業員がクラウドベースのデスクトップ環境で作業するようになると予想している。
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