バイオ医薬品を手掛けるキニクサ・ファーマシューティカルズ(NASDAQ:KNSA)は3日、新型コロナウイルス感染症に伴う急性呼吸逼迫症候群(ARDS)の治療に同社のモノクローナル抗体「マブリリムマブ(mavrilimumab)」を使用する第2相臨床試験の追加データを公表した。

 マブリリムマブは、人工呼吸器などによる呼吸管理を必要としないARDS患者の全生存率(OS)についての追跡データで、臨床上の効果が90日間認められ、これまで報告された29日間から有効性が拡大した。

 ただし、人工呼吸器などを必要とした患者については、29日間のデータで死亡率の低減が認められず、キニクサは人工呼吸器などを必要とする患者を対象とする第3相臨床試験の登録を中止した。

 人工呼吸器などを必要としない患者を対象とする第3相臨床試験のデータについては、2022年1-3月期中に得られる予定でいる。

 マブリリムマブは、間接リウマチ治療薬として有効性が認められている。
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