4日の米株式市場では、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(NASDAQ:ZM)の株価が前日比25.70ドル(6.86%)高と買われた。一方、ホテルグループや航空会社などの旅行関連銘柄が軒並み売られた。

 新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が再び増勢にある中、グーグルの親会社アルファベット(NASDAQ:GOOG)やフェイスブック(NASDAQ:FB)、アップル(NASDAQ:AAPL)などの主要ハイテク企業は、9月に全従業員をオフィス勤務に復帰させる計画を10月まで延期し、オフィス勤務に復帰する際に新型コロナのワクチン接種を義務付けている。

 全米各地で屋内でのマスク着用が義務付けられる中、ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事が「コロナ感染拡大前の規模で開催する」意向を示していたニューヨーク・モーターショーは4日、開催中止を決めた。ドイツ銀行も、予定していた会合をオンライン開催に変更した。

 いまやオンライン会議の代名詞とも言えるズームにとって、新型コロナの感染再拡大が確実に追い風になっている。一方、出張も観光旅行も正常時への復帰が遠のき、堅調な業績回復を先週の決算発表で示したホテル業界は全面安となった。

 ハイアット・ホテルズ(NYSE:H)は前日比2.90ドル(3.83%)安の72.90ドル、マリオット・インターナショナル(NASDAQ:MAR)は同4.66ドル(3.27%)安の137.97ドル、ウィンダム・ホテルズ・アンド・リゾーツ(NYSE:WH)は同1.85ドル(2.64%)安の68.30ドル、インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(NYSE:IH)は同0.61ドル(0.94%)安の64.59ドルとなった。

 また、航空銘柄では、デルタ航空(NYSE:DAL)が同1.42ドル(3.57%)安の38.35ドル、サウスウエスト航空(NYSE:LUV)は同1.75ドル(3.46%)安の48.90ドル、アラスカ・エア・グループ(NYSE:ALK)が同1.95ドル(3.41%)安の55.24ドルに沈んだ。
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