米小売最大手のウォルマート(NYSE:WMT)は、店舗従業員56万5000人の平均時給を1ドル引き上げ16.4ドルとして人員確保を図ろうとしている。ジョン・ファーナー最高経営責任者(CEO)が2日、社内メモの中で示した。
ウォルマートは1日、クリスマス年末商戦に備えて2万人を採用する計画を明らかにした。フルタイムとパートタイムのいずれも一時雇用ではない常勤職で、9月8日と9日に特別採用イベントを開催する。
平均時給の引き上げは過去1年間で3回目となる。労働力を確保する競争が激化する中、ウォルマートは従業員に特別ボーナスを支給し、大学授業料の全額補助を始めている。
ドラッグストアチェーン大手のCVSヘルス(NYSE:CVS)とウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(NASDAQ:WBA)は先月、最低時給を15ドルに引き上げると発表した。
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