石油大手シェブロン(NYSE:CVX)の子会社シェブロンUSAと重機大手キャタピラー(NYSE:CAT)は8日、輸送および主要電源など固定電力としての応用における水素燃料利用を開発する実証プロジェクトでの協業協定を結んだと発表した。

 この協業の目的は、長距離鉄道や海上船舶向けの従来の燃料に対し商業的採算のとれる代替燃料としての水素の利用可能性と性能を確認することにある。また、主要電源としての水素の利用についても実証を目指している。

 両社はまた、水素燃料機関車とそれに関連した水素を燃料とするインフラの実証についても合意した。キャタピラー傘下の鉄道運輸製品サプライヤー、プログレス・レール(Progress Rail)が協力する。鉄道での実証は全米各地で直ちに開始される。
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