医療テクノロジー企業タクタイル・システムズ・テクノロジー(NASDAQ:TCMD)は8日、非公開企業のバイオフィジクス・コーポレーションから、同社が開発・製造した呼吸器疾患治療機器アフロベスト(AffloVest)の事業資産を買収したと発表した。

 買収額は明らかにされていないが、タクタイルは手元現金と5500万ドルの借入枠を合わせて資金を賄うとしている。2021年4-6月期末時点での手元現金は4900万ドルで、借入金残高はない。

 アフロベストは携帯着用型のベストで、気管支拡張症などの慢性閉塞性肺疾患(COPD)に関連する呼吸症状や神経筋疾患および嚢胞性線維症に伴う症状などの慢性呼吸器症状を、気道浄化を管理することで治療する。この製品は、初の本格的携帯型バッテリー駆動型の高周波胸壁振動(HFCWO)機器で、このベストの着用により抗生剤の使用や救急治療室の利用、入院の必要が減ったことが示されている。

 この買収で、年間50億ドル規模の市場にタクタイルは参入し、今後年末までに500〜550万ドルの売り上げが見込まれるとしている。
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