米EC最大手のアマゾン・ドットコム(NASDAQ:AMZN)は、同社が出資する英食品配達企業デリバルー(Deliveroo)と提携し、英国内のアマゾンプライム会員向けに25ポンド(約3800円)を超える注文について無料食品配達サービスを提供する。これは会費月額3.49ポンド(約530円)のDeliverooシルバー会員向けサービスと基本的に同じ条件。

 アマゾンは2年前にDeliverrooに出資して、ジャスト・イート(NASDAQ:GRUB)やウーバー・テクノロジーズ(NYSE:UBER)傘下のウーバー・イーツに対する競争力を高めようとしてきた。Deliverrooはコロナ禍の影響で経営状況が悪化し、アマゾンが15.8%の株式を取得することでの事業継続を英競争市場庁(CMA)が暫定承認している。ただし、CMAは両社の提携が食品配達業界の競争を阻害しないか引き続き調査している。

 アマゾンは今年3月、Deliverrooがロンドン証券取引所(LSE)に新規株式公開(IPO)を行うにあたり投資家説明会を開始する前に、出資比率を15.8%から11.5%に引き下げた。Deliverrooは5月31日にLSEに1株あたり3.90ポンドで上場を果たしたが、上場初日に30%下落し、15日の終値は3.28ポンドとなっている。
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