新型コロナウイルスの在宅検査キット製造を手掛けるキュー・ヘルスは16日、米ナスダック市場に「HLTH」のティッカーシンボルでの新規株式公開(IPO)を申請した。

 普通株式1250万株の売り出しを予定しており、公開価格の仮条件は1株あたり15.00〜17.00ドルとしている。引受証券会社には190万株の追加売出分を購入する権利(グリーンシューオプション)がある。

 仮条件の中間値で公開した場合、キュー・ヘルスは正味で1億7920万ドル程度を調達することになる。引受証券会社がグリーンシューオプションを全額行使した場合には、調達額はおよそ2億710万ドルになる。

 IPOにより発行済み株式数は約1億4370万株(オプション全額行使時は約1億4560万株)となる。したがって、追加売出分がないとしても、時価総額はおよそ22億ドル(約2520億円)規模に達する。

 同社は、既存の手元資金と合わせ、販売活動の規模拡大と自社インフラの構築に充てると届出書で述べている。

 2010年に設立したキュー・ヘルスは、20年6月に米食品医薬品局(FDA)から新型コロナウイルス検査キットの緊急使用許可(EUA)を承認され、同年8月に発売して20年中に2300万ドルを売り上げた。
-0-