抗HIV(ヒト免疫不全ウイルス)薬の開発を専門とする英ヴィーブヘルスケアは4日、HIV治療薬「トリーメク(Triumeq)」(アバカビル、ドルテグラビル、ラミブジンの配合剤)について、新たな固定用量の分散錠処方薬としての承認を米食品医薬品局(FDA)に申請したと発表した。同時に、現在承認されている12歳以上の小児における適応最低体重を40キログラムから14キログラムに引き下げる承認も求めている。

 ヴィーブヘルスケアは、英製薬大手グラクソ・スミスクライン(NYSE:GSK)が過半数株式を保有し、米ファイザー(NYSE:PFE)と日本の塩野義製薬も出資している。

 小児HIVは依然として世界の問題で、最新統計によれば170万人の小児HIV感染者がいる。小児感染者の大半はエイズ(AIDS)関連で感染から5年以内に死亡している。トリーメクの適応体重引き下げが承認されれば、小児治療の選択肢が広がることになる。トリーメク配合錠は1日1回1錠を経口投与する。

 国連合同エイズ計画(UNAIDS)は2020年の報告書で、HIVに感染した成人の74%が治療を受けることができているが、小児はわずか54%に過ぎないとしている。

 ヴィーブヘルスケアは10月28日、3カ月以上に1回投与する超長時間作用型の抗HIV薬である第3世代インテグラーゼ阻害薬候補「S-365598」の共同開発とライセンス契約を塩野義製薬と締結している。
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