医療検査技術の開発を手掛けるドイツのユーロイミューン(EUROIMMUN)は5日、新型コロナウイルス感染症の原因ウイルスに対する新たな免疫学的測定法について、米食品医薬品局(FDA)が緊急使用許可(EUA)を承認したことを発表した。

 この測定法は「Anti-SARS-CoV-2 S1 Curve ELISA(IgG)法」と呼ばれるELISA法(酵素免疫吸着測定法)で、今回の承認により直ちに使用を開始できるという。

 ユーロイミューンは、2017年に米医療診断・検査技術会社パーキンエルマー(NYSE:PKI)により13億ドルで買収されている。

 この測定法は、ヒトの血漿および血清中のコロナウイルスのS1抗原に対して形成された免疫グロブリンG(IgG)の定性的測定および半定量的測定を行うよう設計されている。

 ユーロイミューンのウォルフガング・シュルンベルジェ最高経営責任者(CEO)は、この半定量的抗体検査法に対するEUAにより、免疫に関する詳細な知見を多くの研究所が得られるようになり、新型コロナウイルス感染症に対する抗体療法やワクチンの開発がさらに進められるとしている。
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