欧州医薬品庁(EMA)のヒト医薬品委員会(CHMP)は18日、米ファイザー(NYSE:PFE)と独ビオンテック(NASDAQ:BNTX)が開発した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)向けワクチンのすぐに使用できる新たな剤形について承認した。この剤形のワクチンは、2022年初頭から段階的に利用できるようになる。

 1箱10本(60回分)入りのこのワクチンは、現在普及している濃縮タイプと違って使用する前に希釈する必要がなく、セ氏2〜8度で最長10週間保管することができる。現行の濃縮タイプは、1箱195本(1170回分)でセ氏2〜8度で最長1カ月保管できる。

 CHMPは、この異なる剤形が利用可能になることにより、ワクチンの配布や管理にとって、保管、輸送、物流の選択肢が改善されるとしている。

 CHMPは同時に、新たにイタリアの2カ所の製造施設でのファイザー/ビオンテック製ワクチンの製造を許可した。いずれも完成品を製造し、21年中にEU向けに最大8500回分のワクチンを出荷することになる。
-0-