独立系調査コンサルティング会社ETFGIは23日、世界的に上場されているESG(環境、社会、企業統治)をテーマとするETF(上場投資信託)をはじめとするETP(上場取引型金融商品)への投資資金流入額が、2021年10月末時点で年初来1300億ドル(約14兆9000億円)に達し、20年通年の純増額を49%上回ったと伝えている。

 10月の純増額は112億5000万ドルで、年初来では1302億8000万ドルと前年同期の549億1000万ドルを大きく上回っている。ESG関連ETPの運用資産規模は、9月末時点の3310億ドルから9.1%増加して3610億ドルとなった。32カ国40の取引所で、運用会社170社が834種類2344本のESG関連ETPを上場している。中でも純増額上位20種のETPだけで、10月は合計51億8000万ドルの投資資金を集めた。

 このようにESG投資が一段と脚光を浴びているが、ESGそのものの定義がはっきりしていないと感じている投資家が少なからずいることも事実として指摘されている。また、ETPのパフォーマンスも、設定からの運用期間がまだ短いこともあり、多くがベンチマークを下回っている。
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