パーソナルコンピューター(PC)で本格的なゲームを楽しむ利用者が一段と増える中、GPU(画像処理装置)メーカー大手のエヌビディア(NASDAQ:NVDA)とアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(NASDAQ:AMD)は堅調な伸びを続けると思われる、とバンク・オブ・アメリカのアナリスト、ビベク・アルヤ氏は直近の投資家向けリポートで述べている。新製品に対する需要が期待される中、平均小売価格を引き上げる余地がかなりあるという。

 アルヤ氏によると、ゲームプラットフォーム「Steam」を利用するゲーマーの間で、エヌビディアは76.8%のシェアを占め、AMDは14.5%とシェアを落としている。

 ただ、エヌビディアのGPUを搭載しているPCを利用するゲーマーで、最新のゲーム専用機と同等のGPUを使っているのは23%にすぎず、エヌビディアのGPUユーザーの半数が5年以上前の製品を利用しており、7割はリアルな画像を可能にするレイトレーシング処理の機能がない。最新のAmpereアーキテクチャーのGPUに更新したゲーマーは14%にすぎないという。

 しかし、Ampere版の製品が完売状態であることが最大の関門で、流通市場ではメーカー希望小売価格の2〜3倍で販売されているものが多い。プレミアム価格でもエヌビディアのGPUに需要があるということは、Ampere製品の平均小売価格を引き上げる余地はまだかなり残されているという意味だとアルヤ氏は指摘している。この製品の平均小売価格は482ドルで、前世代のTuringアーキテクチャーの製品よりもおよそ15〜75%高く、他のエヌビディアの製品の平均を200〜300ドルも上回っている。
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