米ソーシャルゲーム開発大手ジンガ(NASDAQ:ZNGA)の株価は、ゲームソフト大手テイクツー・インタラクティブ(NASDAQ:TTWO)による買収発表を手掛かりに、10日の取引で前週末比2.44ドル(40.67%)高の8.44ドルと急騰した。

 テイクツーは、モバイルゲーム事業の拡大を目指してジンガの企業価値を127億ドルと評価し、買収価格を7日終値に64%のプレミアムをつけた9.86ドルで提示している。この買収は2022年4-6月期(23年度第1四半期)の完了を予定している。ジンガの株主は1株あたり現金3.50ドルと6.36ドルをテイクツーの普通株で受け取ることになる。すでに両社の取締役会はそれぞれこの買収を承認しており、共に株主の承認を待っている。

 テイクツーの狙いはジンガが長年得意分野としてきたモバイルゲームにある。テイクツーは「グランド・セフト・オート(Grand Theft Auto)」をはじめとするゲーム機向け人気製品を有している。一方、ジンガは「Words with Friends」や「CSR Racing」などのモバイルアプリで知られている。

 テイクツーのストラウス・ゼルニック最高経営責任者(CEO)は10日、CNBCのインタビューで今回の買収はモバイルゲーミングにさらに舵を切る変革の機会だと述べ、純売上高の半分をモバイル製品が占めるようになると語った。

 テイクツーの10日終値は、前週末比21.61ドル(13.13%)安の142.99ドル。時間外取引では143.60ドルをつけている。
-0-