米百貨店大手コールズ(NYSE:KSS)は24日、複数の買収提案を受けたことを認める発表を朝方に行い、日中一時大幅安となった米株式市場に逆行して大幅高で推移した。終値は前日比16.87ドル(36.02%)高の63.71ドル。

 アクティビスト(物言う投資家)のヘッジファンド、スターボード・バリューと傘下のアカシア・リサーチが率いる企業連合が、コールズに対して1株当り64ドル余り、総額90億ドルで買収を提案した、とウォール・ストリート・ジャーナルが21日に報じ、24日には投資会社シカモア・パートナーズが1株当り65ドル以上での買収を打診したとCNBCが伝えた。

 消費者の志向が安売り業者のTJXカンパニーズ(NYSE:TJX)やオンライン小売のアマゾン・ドット・コム(NASDAQ:AMZN)に向かう中、コールズに対するアナリストの評価は分かれている。

 米証券会社カウエンは、コールズに対する投資判断を「アウトパフォーム」として目標株価を73ドルから75ドルに引き上げたが、UBSは投資判断を「セル」、目標株価を38ドルに据え置いている。
-0-